これまでは誰がサイトを運営しているのが謎だった出会い系サイトが、届け出制となったことで素性が明らかにななりました。
これまでにも出会い系サイトには、特定商取引法の規定に基づく表示というものが義務付けられていたので、そこには運営者の情報などが掲載されていました。これによって、出会い系サイトの運営者の正体は一応わかるようになっていたのですが、悪質なサイトになると偽の情報が掲載されている可能性があり、真実はわからないままでした。しかし、この届け出制の導入によって、以前と違って詳細を調べられるので、本当に素性を明らかにしないと運営ができないようになりました。あまり大きな問題ではないと思う人もいるかもしれませんが、出会い系サイトのような業態のサービスについては、非常に大きな意味を持っているのです。
これまでであれば、何かトラブルがあった場合にそのサイトを閉鎖すればよいだけでした。素性も分からないので、知らぬ顔してすぐにまた新しいサイトを作ればよいだけでした。しかし届け出制によって、サイトを閉鎖するときも手続きが必要になるため、怪しい業者が逃げたり隠れたりできないようになっています。一度運営を始めた出会い系サイトについては、最後まできちんと責任を持って管理する義務があるという意思の表れが法律で規定されているのです。
これと全く同じ現状が起きている業界がります。それは、いわゆるデリバリーヘルスと呼ばれる派遣型の風俗店です。ご存じのように、風俗業界というのは新規の営業許可が非常に取りづらく、ほとんどの店舗型風俗店はかなり古い時期の許認可を利用しているか、潜りで営業しているところばかりなのが現状です。しかしこのままの状態では、派遣型の風俗店などの実態を把握しづらく、さらに犯罪の温床となってしまう恐れがありました。そこで、警察当局は派遣型の風俗店に関しては届け出制を取り入れることで営業許可を出し、これによって実態を把握するという手段に出ました。まさに出会い系サイトと同じことが起きているのです。
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